MOMOTARO JEANS 岡山店
デニムジャケット経年変化
皆様こんにちは。
今回の投稿は桃太郎ジーンズ岡山店 原田 が担当いたします。
ぜひ最後までご覧ください。
それでは、早速記事に行きましょう。
今回の投稿はタイトルにある通り、
『デニムジャケットの経年変化』でございます。
ブログやSNSでも何度か紹介しているので、ご存知の方も多いかも知れません。
紹介するデニムジャケットは私、原田が長期にわたり愛用している私物です。
それでは全体の写真からご覧ください。
購入から7年は経過している、原田私物です。
下の写真は比較用に新品のデニムジャケットです
MZGJ3105(3105SP)出陣 Vシームデニムジャケット
2枚の写真を見ていただければ違いは一目瞭然です。
これが長期間着用したデニムジャケットの経年変化です。
着れば着るほど経年変化はすすみ、愛着が増していきます。
デニムの魅力は、この経年変化にあると私は思っています。
このデニムジャケットと共に、多くのお客様に接客をさせていただき
多くの時間を一緒に過ごし、永く苦楽を共にしたと言っても過言ではない私の相棒です。
いまは、私としては育てきったと思っているので
着用する機会は減ってはいますが、一生の宝物だと思っています。
それでは、細かな部分の色落ちを紹介していきます。
【左肘】
まずは、私のお気に入りの場所を紹介します。
それは肘のハチノスです。なぜお気に入りかというと、デニムジャケットを購入するときに
この場所にはハチノスをしっかり出したいと思い購入し濃淡のしっかりある
ハチノスを自分の思うようにコントロールし出すことが出来たのがこの場所がお気に入りの理由です。
【右腕】
この写真に注目して欲しいところは、ねじれが出ていることです。
ジーンズは綾織りで織られている特性上、ねじれ防止加工を施さなければ
ねじれが経年変化と共に出てきます(※新品の状態でも出ている事もあります)。
ねじれが腕でも、これだけ出ているのが個人的には凄くうれしいポイントです。
自己満足なんで誰にも言ったことはありませんでしたが。
【右脇】
あまり普段見ることがありませんが、右脇です。
色落ちは物理的な摩擦がある場所に出ます。
この色落ちはそれが一番強く出ている部分の1つです。
特濃に染められた生地の中白(糸の芯の青く染まっていない部分)が露出し完全な白に見えます。
写真ではわかりにくいですが、少し生地も破れています。
この写真を見れば摩擦の強い部分の色落ちが早いというのがわかっていただけると思います。
【左前ポケット】
Vシームの両脇や、ポケットフラップの上部が凹んでいるので摩擦の少ない
凹んでいる部分は色が濃く残っています。
逆にVシームの上は摩擦が多いのでしっかりと色落ちがすすんでいます。
【ボタンホール】
ボタンホールは何度も開け閉めを繰り返したことで
カン止めが落ち生地が出てきています。
私はこれも経年変化の一部だと考えているので全く気になりません。
むしろ気に入っています。
ちなみに、この状態が気になる方もいらっしゃると思います。
ボタンホールの修理は保証対象のデニムジャケットであれば
無料で修理可能ですのでご安心ください。
【革パッチ&襟】
革パッチは乾燥と摩擦で箔押しの部分が消えかかっています。
襟は首に触れる部分で常に摩擦が起きる部分です。
脇部分と同じように生地が少し破れていることからも、襟も摩擦が強いことがわかります。
それでは次が最後の写真です。
【横から】
この写真を見ると、前身頃と後身頃の摩擦の強さの違いが良くわかります。
前身頃がとても白く経年変化しているのに対し、後身頃はまだ青色が強く残っています。
これをみるとトップスは普通に着ていると前身頃から破れていくことがわかります。
経年変化が早いということは生地に対して強い摩擦が掛かっている証拠だからです。
また、それを楽しむのがデニムを育てるという事だと私は思います。
今回、私のデニムジャケットの色落ちを色々な視点から紹介しましたが
この色落ちは私にしか出せません。
私の体型、ジャケットサイズ、ジャケットの型、動きの癖など
色々な要素からこの色落ちが生まれています。
皆様もぜひ自分にしか出せない色落ちを、デニムジャケットで体感してください。
岡山店 原田
MAIL:okayama@japanblue.co.jp