山本

2021 10 Aug

Calif. Black って何がすごいの??

こんにちは。
デニム研究所オンラインショップの山本です。

オリンピックが終わってしまいましたね!
小学校からずっと野球をしてきた身としては、
侍ジャパンが悲願の金メダルを取ってくれて、感激でした。
侍ジャパンの同い年の活躍に自分も頑張らねばと自分に喝を入れていました。

 

さて、8月もなると、そろそろ新作の季節。
今日は、人気加工ジーンズCalif.シリーズからとっておきの新作 のご紹介です。
すでに、直営店のInstagramや直近のブログなどでもご紹介しましたが、
Calif.シリーズにBlackが登場しました!!

その名も、「Calif. Black」!!

何がBlackかというと、通常のCalifジーンズに、
黒の顔料をオーバーダイしたというなかなかのシロモノです。

 

 

Q.そもそもオーバーダイとは・・・?

 

今回のCalif.の新作でしれっと紹介しましたが、
みなさま「オーバーダイ」という言葉、
聞いたことはございますでしょうか?

元々、ジーンズが好きだったり、古着が好きな方ならともかく、
一般的には、あまりなじみのない言葉かなと思います。

 

オーバーダイとはその名の通り

オーバー(Over:上から)+ダイ(Dye:染める)
= オーバーダイ(上から染める)

という意味なんです。
もうそのまんまですね。

 

もう少し詳しく説明しますと、
もともと色(柄)がついている生地(製品)の上から、
違う色を染め掛け合わせる後染め加工のことを「オーバーダイ」といいます。

 

こうすることにより、通常の生地では表現しにくい絶妙な色の表現が可能になります。
今回のCalif. Blackはインディゴの上から黒の顔料をオーバーダイしているので、
黒でも、青での、グレーでもない独特の「黒」の色味(濃色/淡色の2パターン)になっています。

 

 

ちなみに、デニム生地は、インディゴの染料で染めた糸を使って、
生地を作るため、先染め生地といわれます。

つまり、

生地を作るまでに染めているから先染め。
生地を作った後に染めているから後染め(オーバーダイ)

こう考えると言葉通りなので、わかりやすいですね!

 

Q. Calif. Blackは何がすごいの?

そして、今回のCalif. Blackは何がすごいかというと、
その製造工程がハンパなく手が込みまくっているんです。

というのも、通常のCalif.ジーンズの作り方が簡単にいえば、こんな感じです。

1. ジーンズを作る(縫製する)
2. ジーンズを加工する
3. ジーンズを洗う
4. 完成

という形にざっくり3工程で作っています。
このような過程でできるのが通常のCalif. シリーズになります。

 

 

しかし、今回のCalif. Blackは、

1. ジーンズを作る(縫製する)
2. ジーンズを加工する
3. ジーンズをオーバーダイする
4. ジーンズを洗い加工する(黒の色味のフェード感を出すため)
5. ジーンズを洗う
6. 完成

という感じに5工程も掛かっているんです。

通常のオーバーダイ加工であれば、
ジーンズを作って、そのまま染めてしまえばいいところを、
今回のCalif. Blackは、一度、加工をしているというところがミソなんです。
このひと手間を加えることにより、
今まで見たことのない、ブラックジーンズが完成しました。

これだけ職人の技術と情熱が込められているジーンズだからこそ、
このような独特で味わい深い色味になっていると考えると、
なんだか納得してしまいますね。

 

 

 

 

しかも、今回の新作Claif. Black、
実は、ここから色落ちもしていくというのだから、
もうたまらないですね。

「独特の黒」が色落ちして、オーバーダイされていたインディゴカラーが現れ、
そこからインディゴが色落ちして、フェードしたインディゴカラーになるという。
もはや、一度で二度おいしいどころか、三度もおいしいなんてとんだ垂涎ものですね!

 

 

暑い夏に、熱く語りすぎてしまいましたが、
百聞は一見に如かず。
ぜひ、店頭やオンラインショップでこちらのジーンズをご確認ください。

 

Calif. Blackの商品一覧はこちら
Calif. Blackのコーディネートを知りたい方はこちら
※一部商品の入荷は8月末頃の予定になっております。
あらかじめ、ご了承ください。

今年もCalifの沼から抜け出せそうにないですね。