ユイ
デニムジャケットの2ndと4thの違いとは???
皆さん、こんにちは。
渋谷店のゆいです。
デニムジャケットとは、デニム生地で作られたアウターのことで、
日本では「Gジャン」と呼ばれることも多いです。「Gジャン」という言葉は和製英語で、
「ジーン・ジャンパー(jean jumper)」という和製英語を省略した言い方です。
日常的には、デニムジャケットとジージャンは、同じ意味で使われています。
アメリカでは開発以来約100年の間に、当初「デニムブラウス」という名前で発表した
「リーバイス」をはじめとし、その他の会社などでも数多くの改良や新機軸を打ち出してきました。
基本的にはデニムジャケットの「型(type)」が4種類に分かれており、
1st、2nd、3rdと4thとなっています。
さて、本日はJAPAN BLUE JEANSの定番デニムジャケットを基づいて、
2nd typeと4th typeの特徴をご紹介させていただきます。
・2nd type
1950年代に、第二次大戦が終結し、戦時の物資統制も解かれ、
半世紀近く作られてきた1stタイプがアップデートされ、
より機能性を高めている2nd を誕生しました。
「大戦モデル」のフロントプリーツやシルエットを踏襲し、
パッチ・フラップポケットを両胸に配したシンメトリーなデザインに改良されました。
ウエストのフィット調整のため背面の下部にサイドアジャスターを付けております。
J386621(FID) / 16.5oz コートジボワール綿セルヴィッチ(モンスター)/28,600円(税込)
JBJの2nd typeはクラシカルな2nd typeをベースに、
ややタイトな身頃と絶妙な丈感で現代的なシルエットに仕上がります。
オリジナルドーナツボタンを使用しております。
・4th type
1950年代後半から1960年代前半に、
デニム商品の意義がワークウエアからファッションアイテムへ少しずつ変化し、
よりファッションとして着やすいように、3rd と4th typeは登場しました。
見た目には3rd typeとほぼ変わりませんが、
4th typeはスリムシルエットかつ着丈長めなデザインに変化しており、
フロントにVシームの末端の幅が3rd typeよりも離れています。
4thはよりコーディネートに取り入れやすい印象に。
J38630J01 / 13.5oz コートジボワール綿セルヴィッチ/24,200円(税込)
JBJの4th typeデニムジャケットは
クラシカルな4th typeのデザインをベースに
フロントプリーツも付けられ、
動きさを高めて、立体感を持たせたデザインに仕上がっています。
クラシカルでワークウェアとしての実用性を備えていた2nd typeとは異なり、
ファッション性を最優先してデザインが採られたのが4th typeです!
ディテールから見ると、ポケットに関わるデザインは大きく変わっています。
左:2nd 右:4th
フロントにVシームがあるかどうかのは顕著な違いで、
胸ポケットの位置は2nd typeより4th typeの方が高くなります。
2ndのパッチ・フラップポケット
4thの埋め込み型のフラップポケット
パッチ・フラップポケットより埋め込み型のフラップポケットに変化しました。
また、4th typeは4ポケットとなり、もっと都会的な利便性のあるデザインになっています。
以上、デニムジャケットの2ndと4thのご紹介です。
デニムジャケットは、コーディネートを工夫することで
男女問わず若者から大人にまで楽しむことができる定番アイテムです。
春や秋に羽織りとして使いやすく、
インナーを着込むことで真冬でも暖かに過ごすことができます。
皆さん、いかがでしょうか。
ゆい