ザマ

2024 20 Feb

自然な色落ちと特殊な色落ち??

こんにちは!
渋谷店のザマです!

もう2月も後半で冬も終盤に差し掛かってきましたね~。
しかしこの間は大雪が降って激寒だったのにここ数日は20℃まで上がる日もあったり、
なのにまた今週末は寒くなってくるのだそうです、、、まったくどうなってんだ(苦笑)
こういう気候だと体調を崩しやすいので皆さんも気を付けてくださいね。

もちろん僕はそんな気候の中でも変わらず映画を観に行っています(笑)
最近観て良かったのは『僕らの世界が交わるまで』という作品ですね!
ネットで弾き語りライブ配信をして、世界中の視聴者たちからの反応を見る毎日を送っている高校生ジギーとDV被害者たちの為の施設を運営する母親エヴリン。
2人がお互いに分かり合えずに過ごす中で、それぞれに起こった出来事に苦悩しながら少しづつ変わっていく様子を描いたヒューマンドラマです。

親子のすれ違いやジギーの浅はかさにちょっとイラっとしたりもするのですが、
だんだんと自分たちが互いに見ようとしていなかったモノに気付いていく展開は感動します。
あと個人的には作中のジギーの歌がすごく好きでサントラが欲しくなりました(笑)

先月始まった映画ですがまだ大手の劇場では公開している所もあるみたいなので、
気になった方はぜひ足を運んでみてください!
 

さてそれではそろそろ本題に入りたいと思います~

今回僕からお話しするのは、加工ジーンズを選ぶ時の色(表情)のお話です。
ワンウォッシュや生デニムのジーンズの場合はどういう落とし方をしようか?と考えるのが楽しかったりもしますが、加工ジーンズを選ぶ際には

・よりリアルな色落ち加工の物を選ぶのか?
・実際に穿いていったのでは出せない特殊な加工の物を選ぶのか?

が重要になると思います。

そこで今回はどういった色落ち加工が特殊なものにあたるのか?という話をしていきたいと思います。
まず特殊なものを知るためには自然な色がどういうものなのかを見ていかないといけませんね!

というわけでこちらをご覧ください↓


こちら定番シリーズのジーンズのMIDカラーです。
これは非常に理想的な色落ちが表現されている加工で、穿きジワやヒゲなど数年間こだわって育ててきたような表情がありますね。
一見、柄のような落ち方をしていることから不自然に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
実はこれが長い時間穿いて育てていった後のジーンズの姿なのです。

ちなみにこれが実際に育てたジーンズ↓(2年着用のサンプル)


いや~カッコいい(笑)
このように穿きジワやよく擦れる部分とそうでない部分に色ムラが出てきて柄のようになるのが自然な色味なのです。

とここまでで"自然な色落ち"が分かったところで
本題である特殊な色落ちがどんなものなのかを見ていきましょう!
 

まずはこちら↓

こちらはL29ハイパーストレッチジーンズシリーズのFADカラーです。
え?これ普通の色じゃない?不自然なの??
と思う方もいるかもしれませんが実はこの色、思いっきり不自然なんです。
それがなぜかは先ほどの自然な色落ちのところでお話ししたことを踏まえていただくと理解しやすいかと思うのですが、インディゴの深い紺色からスタートしてアタリも穿きジワの跡もほとんど無くこの明るい色まで落とすのは、実際穿いて変化させていくのでは非常に難しいのです。
(ちなみにこれはフェード加工と呼ばれる塩素系の薬品を使って全体の色を満遍なく落とす加工が施されています。)
なのでこういう表情があまりないまっさらなブルージーンズが欲しい場合は、自分で作るのではなく最初からこういった加工の物を選ぶしか選択肢が無いわけです。
 

お次はこちら↓


こちらは昨年の秋冬モデルにあったワイドテーパードのBLEカラーですが、これは明らかに自然なものでないのが一発で分かりますね(笑)
これはブリーチ加工と呼ばれる漂白剤を用いてほとんど白に近いところまで色を削ぎ落とす方法が用いられているもので、独特の色ムラが出るのが特徴です。この加工は度合いを調節することで色ムラを大きくすることも可能で、同モデルの色違いでブラックジーンズをベースにブリーチ加工をした物もありました↓

これ個人的にはすごく好きなんですよね~(笑)
普通のジーンズとはまた別カテゴリーでファッションの幅を広げるのに活躍しそうです!
こちらも先ほどのブルージーンズと同様に自分で作るのは難しい色味なので、最初からこういう加工の物を買うしかありません。

こう聞くと、普段ジーンズは自分で育ててるから加工物は買わない、、、という方も一見の価値ありな気がしてきませんか??ジーンズの選択肢が広がったと思うと更に選ぶのが楽しくなりますね!


というわけで特殊な表情のジーンズの例を見てきたわけですが

・普段仕事の関係でジーンズを穿く時間があまり無いから最初からリアルな色落ち加工のある物がいい
・育てたのでは出せない色味のジーンズが欲しい
・面白いジーンズを穿いてみたい

などなど加工ジーンズはインディゴカラーのジーンズを選ぶ時とは違う視点から選ぶことができるんですね。
なので普段からジーンズを育てている方はもちろん、初めてジーンズを買うけど色とかどう見ればいいか分からない!という方もジーンズを新調する際には今回お話ししたことをぜひ参考にしてみてください!
 

というわけで今回はそろそろこの辺で!
その他分からないことなどあればぜひ店頭スタッフに聞いてみてください!

渋谷店でお待ちしております!!

 

ザマ