大杉 清

2023 28 Oct

「一生モノ」と呼ぶにふさわしいもの


皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日のブログは高円寺店より大杉が担当でございます。


中々気候が落ち着かず、毎日暑かったり、寒かったりしますね~
洋服選びやお買い物が例年以上に難しいなと感じます。

個人的なお話になりますが、桃太郎ジーンズに勤務して7年目?になります。
入社当時と比べると、趣味嗜好、買い物の仕方が大きく変わりました。

ただ、過去に買ったものを着なくなったか?と言われると不思議とそんなことはなく、今でも着用しているものがほとんどです。
(お店に立つ上で、過去の季節ものなど着用を控えているものは勿論あります。笑)


趣味嗜好が変わったのに、何故今も着用しているのか?着用出来ているのか?と言えば、

きっとそれは「モノが良いから」

この一言に収束すると思います。


お客様からも「息子にジージャンとられたよ」や「20年前に買ったブーツを息子にあげたよ」などのお言葉を聞くことがあります。
実際に僕も大学生のころに父親が若いころに着用していたレザーJKTをもらったこともありました。

そういったことは、やはり「モノが良いから」成立することなんだと思います。
モノが良い洋服はデザイン含め、流行に左右されないものが多いですしね~


桃太郎ジーンズもものづくりにこだわっていますが、ぐうの音も出ないほどモノが良いお品物を作りました。

本日もよろしければお付き合いください。











HEAVY MELTON BALMACAAN COAT


素材の上質さから出るオーラを感じます。笑

納品されて、段ボールを開けた時に「良いウール特有の油分を感じるいい匂い」がしました。
やはり”新品”の匂いは何度嗅いでも良いですね~ワクワクします!



商品説明がこちら。



イギリス海軍で採用されていたメルトンをモチーフに作成した二重織りヘヴィーメルトンを使用したバルマカーンコートです。
たて糸・よこ糸ともに7番手を使用、高密度&二重織りにすることで肉厚で目の詰まった重厚感のあるメルトン生地になっています。

肉厚な生地を使用することで襟のシルエットが綺麗に出にくいところを、襟腰の切り替えや襟裏にステッチを入れるなど細かい縫製仕様でクリアしています。

程よい身幅と着丈を追求した汎用性の高いシルエットはオンオフを問わず着用でき、冬に欠かせないアイテムになること間違いなしの一品です。



とのこと。

実際に商品説明にもあるように、コートにしてはかなり重いです…!

そして、馴染んでいないため固さも感じます。







分厚さが伝わるでしょうか?

この固さと重さはレザー級ではないかなと。笑

そんなメルトンがコートになってしまうなんて、他のブランドさんではまず見ないと思います!


これだけ分厚い生地を使うとシルエットも直線的になりやすく、無骨な仕上がりになりやすいのですが





全体的に柔らかい印象。

縫い付けや形の取り方のおかげかもしれません。



中でも、個人的に好きなポイントが







襟回りです。


基本的なコートやJKTの襟というのは、立てると







こう立ち上がります。
コートなんかは襟を立てて風よけに使用できるディテールがついていることもありますが、


このコートは







襟の先が寝ているのが分かるでしょうか?

襟の形が崩れることがない仕様になっています。

また、第一ボタンを開けても








立体的な襟がそのままキープ出来、綺麗なロールが楽しめます。

裏返してみると、







きれいな縫い付けです。

この縫い付けを肴に何杯か飲めそうです。笑

ちなみに、もう一つお気に入りポイントが







裏地と、

 

 





ポケットです。

仕上がりが綺麗なコートなので、裏地などももっと光沢の出るような生地を選んだりすることも出来たはずですが、
元ネタはあくまで「イギリス海軍が使用していたコート」。

こういった細かいパーツに華美さを出さないことで、良い意味でカジュアルダウンに繋がり、オンでもオフでも着用できるような仕上がりになっています。


気になるサイズ感ですが、






178㎝/65㎏ Lサイズ着用


まだ馴染んでいないため、コートに着られている感じがすごいです。笑
ただ、着用していくと毛羽立ちなども若干出てきて、こなれていきそうな感じです。

この辺の感覚はジージャンやレザーJKTと同じ感覚ではないでしょうか。


あと、意外とコートの正しいサイズ感をご存じない方もいらっしゃると思うのですが、

シャツやJKTの袖が見えないくらいの長さが望ましいそうです。
個人差はあると思うのですが、手の甲が半分くらい隠れていれば良いサイズ感かもしれません。
(きっと丈の長さとのバランスもあるので一概には言えませんが…笑)

カジュアルではさほど気にする必要もないと思うのですが、よろしければご参考までに。


コーディネートとしては








トラウザーを合わせるとちょっと大人っぽくなります。

そして、






ジーンズと合わせて、カジュアルな感じにも合わせることが出来ます。


着用してみて思ったのは、生地のおかげか想像以上に重厚感の出るコートです。笑

なので、シャツと合わせて少し大人っぽく合わせる方がおさまりが良いかもしれません。
その点で言えばスーツにも難なく合わせられる仕上がりです。


また、









アームホールや身幅も十分にゆとりがあるので、大抵のものはインナーに着用できます。

加えて、オンでもオフでも着用できるので気づいたら真冬はほぼ毎日着用していた、なんてこともあるかもしれませんね。

シンプルで、流行のない仕上がりなので、きっと一生お付き合いいただけるお品物になるはずです。










本日のブログはいかがでしたか?
桃太郎ジーンズの「良いものを長く使う」事に対するものづくりへの本気度を感じ取ってもらえたら幸いです。


生地の重量感と固さ、上質さ、そして、ウール特有のあの匂い。笑

「一生モノ」のオーラを体感しに、ぜひ高円寺店にお立ち寄りください!



 

それでは、また。



高円寺店 大杉

Mail:kouenji@japanblue.co.jp