大杉 清

2024 06 Apr

新旧比較!チノパン



皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日のブログは高円寺店より大杉が担当でございます。


やっと春の訪れを感じることが出来ましたね~
ジージャン一枚で過ごせるこの時期がたまらなく好きです。

この時期は350缶にするか瓶にするかを少し悩んでから、散歩しつつ桜を見るのが好きなのですが…
結局何本か飲んでしまうので、悩むのは止めたらいいのにと思いながら学習できないのはなぜなんでしょうか?


さてさて気を取り直して、やはりこの時期に丁度良いのはジージャン。

今の時期の花見に散歩にお出かけにピッタリな1着。


「セットアップで着たい!」と言う方もいれば、「セットアップはちょっと…」と言う方もいらっしゃいます。

セットアップをする勇気がない方には必ずご紹介している







4160SP。

この商品は定番でずっと作り続けており、スタッフも何本か所有しているという、影に隠れた名作パンツ。

やはりジージャンとの組み合わせは最強で







ここ最近はこの組み合わせばかりです。

ただ、今回は新作のチノパンが出ました。

なので、今回のブログは4160SPと新作のパンツを比較してみましたよ!といった内容になります。

よろしければお付き合いください。




そもそも、まず認識として、タイトルでは「チノパン」と表記していますが、チノパンとは「チノクロス」という生地を用いたパンツのこと。

今回ご紹介するパンツの正式名称は「ウェストポイントワークパンツ」

「ウェストポイント」という生地を使用しているため、厳密に言うと「チノパン」とは違ったパンツになります。

ですので、ウェストポイントのパンツを「チノパン」と呼ぶのは本来は間違っているのですが、見た目が似ていることもあり「チノパン」でも通じるようになっています。

皆様もベージュっぽいパンツが欲しくなった時にはきっと「チノパン」と検索しているはず。

そのくらい「チノパン」は呼称として定着しているのですね。


新作は、




MXPT1011

4160SPに近い形で、生地やディティールを少しドレスっぽく寄せたモデル。





MXPT1012

2プリーツ入れたモデルの2型。

今回は4160SPと大きく違うMXPT1012の方を引き合いに比較していきます。


色は





オリーブとベージュの2色でのご用意。

そして、








似た色を並べてみました。

どちらも「左が新作で、右が4160SP」という並びです。

色も大分違いますね~



生地の質感としては、






今回の新作のパンツの生地は4160SPに比べ、ちょっと光沢感が増しているような仕上がり。

こちらも「左が新作で、右が4160SP」という並びです。

4160SPの方が糸の質感を感じるのもお判りいただけるでしょうか?

新作の方の生地は糸の質感がより細かくなっているため光沢が強いです。

そのため、ハリも強く感じます。

触った感じは少しだけ4160SPの方がしっとりしている感じ。

個人的に履き心地は新作の方がちょっとパリッとしているような気もしましたが、大きな差はないかなと。


そして、ディティールですが、





4160SP。

普遍的なパンツです。

ワークパンツっぽさもありながら、ちょっときれいな印象も感じます。

ウェストポイントのパンツは軍の士官が穿いていたことでも有名です。

なので、ワークウェアっぽさの中にもオフィスで穿けそうなかしこまった風格が漂っています。

ただ、ディティールの一つ一つを見ていくと、







二本針で縫いつけされている箇所があったり、






ウォッチポケットがついていたり、





ドーナツボタンが用いられていたりと、ワークウェアを思わせるようなディティールが盛りだくさん。

この辺りのディティールはMXPT1011も同じような仕様です。


それに対して、MXPT1012は







2プリーツが入っています。



2プリーツを知らない方のために話を脱線させます。笑

これも簡単にまとめるのですが、プリーツと言うのは大体「動きやすくさせるため」であることが多いです。

生地をS字で縫い付け蛇腹状にしたものをプリーツと言います。





このシワがくっきり入った部分がプリーツです。

なので、2プリーツと言うのはプリーツが2個あることを指します。

2プリーツと言うのは「動きやすい」と言うこと以外に「腰回りをきれいに見せる」ために生まれたディティールでもありまして…


細いシルエットと太いシルエットでは動きやすいのは間違いなく太いシルエットかと思うのですが、

太いシルエットと言うのは野暮ったく見えてしまうというデメリットも兼ね備えています。

腰回りなんかは特に顕著ですね。

サイズを上げたジーパンの腰回りが大きく見えてしまう経験をされたことがある方もいらっしゃるはず。


なので、







プリーツを入れることにより腰回りは綺麗に野暮ったくならず収まります。

シワのおかげで奥行も感じます。

ちなみに、







2ndタイプのジージャンの背中にもついてますよね?

これはやはり動きやすくするために用いられたものだそうです。

他にも、





裾部分。

実はこれ、新作は30インチで、4160SPは32インチを並べています。

なので、ジャストで穿くと1サイズ上げたかのようなボリュームが出るのも特徴。

加えて、






MXPT1011とMXPT1012、どちらにも内側にボタンがついていたりもします。

全体的にお上品にまとまっているのが今回のチノパンです。


さてさて、着用するとこんな感じ。





ふっといです。笑

太さと光沢の影響か、印象としては少々重たく見える気がします。

なので、個人的にはショート丈の靴を合わせてもらった方が多少軽やかな雰囲気で着てもらえそうです。

と言っておきながら着用画像はミドル丈のブーツを合わせていますが…笑

(先の細いエンジニアブーツを穿いて、クラシックに重たく合わせるのもカッコ良さそうです…!)

あとはシャツを着といたらどうにかなる気もします。笑





桃太郎ジーンズのジージャンは生地がゴツいので、パンツがこれくらい太くても問題なく収まります。
なので、ぜひジージャンと合わせてほしい所。

丈の短いジージャンはスタイルを良く見せたりもするので相性抜群です。

その点、比べると





良い意味で適当で「普通」っぽく穿いてもらえるのは4160SPやMXPT1011の方かもしれません。


ざっくりまとめるとどっちもジージャンと合わせてかっこいいですよ!と言うことですね!





さてさて、本日のブログはいかがでしたか?

書いている本人としては「すんごい長くなったな…」といった印象です。笑

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。



やはり暖かくなるとジージャン一枚羽織って過ごす、というのは個人的に一番春を感じる瞬間でもあります。

快適なジージャンライフを過ごすのに、チノパンをぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

それでは、また。


 


高円寺店 大杉

Mail:kouenji@japanblue.co.jp