大杉 清
ジーンズを修理に出すタイミングとは?
皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日のブログは高円寺店より大杉が担当でございます。
早速ですが、何度かご紹介しております
G004-MZの30インチ
過去ブログ → 【不定期】経年変化の遅い大杉の経年変化シリーズ ~G004-MZ編~
とうとう…
破れてしまいました!
ちなみに僕の穿くデニムは大体2年たつと、どれも股が破けてしまい修理に出すことが多いです。
確か、G004-MZは2020の東京オリンピックの開会式の日に購入した記憶があるので、やはり丁度2年ほどです。
最近は柔らかくなってきたのをいいことに週4~5回穿くようになってましたので、生地に大きく負担がかかっていたのだと思います。
皆様も穿きやすくなってきて、毎度毎度穿いてしまって破れに繋がる…
同じ経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
ですので、今回は「修理」について簡単ではありますが、お話をしていきます。
よろしければお付き合いください!
▼なぜ破れる?
「破れ」というのは本当に個人差が大きい、と個人的には捉えておりまして…
一説によると穿き方や歩き方だったり、お洗濯する頻度も関係しているそうです。
なので、股が破れたことない!と仰られる方、股や膝が破ける方、股は破けないけど膝が…という方、
様々な方をお見かけします。
例を挙げると
このデニムを穿いたスタッフのデニムは
股は破けていませんが、
膝は破けています。
僕の上司がこのジーンズを穿いていたのですが、適当に穿いて適当にお洗濯をしていました。
職業柄、お客様の裾をお取りする時によく膝をついていたので、だから破けてしまったのかなと思います。
「破け方」に関しては何とも原因がはっきりしないことが多いです。笑
生地が薄くなってきたら、「そろそろ修理が必要かな?」と思っていただいてもいいかもしれません。
▼修理
修理に出すタイミングとしてベストなタイミングは「破れてから」がベストだそうです!
というのも、先程の画像をもう一度。
穴がしっかりと塞がれています。
けれども、ジーンズの修理は穴が空いた箇所だけでなく、周辺の生地にもあて布をあてて、縫い付けをします。
※ちなみに、上記の様な縫い方を「たたき縫い」と言います。
色の落ちた生地に似た糸の色を選び、同じ箇所を上下するように縫い付けを行う方法です。
裏返してみると、
このような仕上がりになります。
上記の画像のように穴以外、周辺の生地にもあて布があてた状態です。
穴の範囲に比べて、あて布の大きさはお判りでしょうか?
上記の様に穴の周辺も一緒に直す理由としては、生地に穴が空く場合は周辺の生地も薄くなっていたりすることが多いからだそうです。
僕が穿いたジーンズにお話しを戻します。
破れていない方の股にご注目してみてください。
破れていないけれど、薄くなっています。分かりづらくてすみません。
ジーンズがこういう状態の方もいらっしゃるのでは?
上記の画像のような箇所は周辺の生地がまだしっかりしているケースもあるそうでして…
たたき縫いは、同じ箇所に何度も針を入れるため、丈夫な生地に行うと逆に耐久性が落ちてしまう事もあるんだとか。
なので、工場のスタッフの皆さんからすると、「穴が空いてから持ってきてくれた方が安心して修理に専念できる」そうです。
この話を聞いて「ジーンズって奥が深いなぁ」と思ったのは僕だけではないはず。笑
▼ちなみに
何本かをローテーションして穿いてもらうと生地への負担が落ち着き、より長持ちするようになります。
ジーンズを穿かない夏にオーダーペイントをすると、夏の暑さが落ち着いた頃にペイントが完成したジーンズを穿いてもらえます。
よろしければご検討ください!
▼最後に
さてさて、本日のブログはいかがでしたか?
皆様きっとご存知だと思うのですが、破れの修理は10年保証対象外となっており、「有料」となるのですが対応させていただいております。
期間としては大体2ヵ月程頂戴しております。
※度合いによっては、もしかしたら直せないようなものもあるかと思うのですが、よろしければ一度お近くの店舗にご相談ください。
皆様の大事なジーンズについてしっかりご相談もさせていただきますので、よろしければご相談くださいね。
ジーンズの穿きたくない、夏がオススメです。笑
遠方の方は「メール」や「LINE」にて画像と共にご相談いただくと、色々とご提案もさせていただけるかもしれません。
ちなみに、僕のジーンズの修理がどうなったかをブログにてご紹介出来ればと思いますので、続報をお待ちください...笑
それでは、また。
高円寺店 大杉