大杉 清
ちょっとした話 「ジージャンって縮む?(前編)」
皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日のブログは高円寺店より大杉が担当でございます。
ここ最近の天気がいい日はお日様のおかげで暖かく感じるので、冬から春に向かっているような気にさせてくれます。
まだ一月ですが気づけば下旬。なんやかんや春はあっという間に来てしまう事でしょう。
店頭はと言いますと、春夏物の新作が続々と入荷しております。
毎度のことながらですが、春支度はお早めに。
さて、欲しい時期、着たい時期になくなってしまうもの代表格と言えば…
ジージャン
でございます。
ジーンズはたくさん穿くけどジージャンは持ってないなー…
そんな方は意外と多いのでは?
さて、というわけで今日は巷を賑わせている”銅丹”のジージャン、【MJ2103】を使ってジージャンを紐解いていきます。
よろしければお付き合いください。
▽よくいただくご質問 「縮みますか?」
今回のブログのテーマにもなりますが、
ご試着いただくお客様から「縮みますか?」とよく聞かれます。
ジーンズは綿で出来ており、相手は天然素材になるので個体差があったりはするので一概には言えないのですが…
答えとしては
袖:2㎝前後の縮み
身幅、着丈:大きな変化はない
とお伝えをしています。
①袖
袖の縮みは…
上記のように肘を曲げると
シワが入ります。
そうすると、シワが入った分、吊り上がるようなイメージで袖が短くなります。
新品と比べていきます。
肩の縫い付けの部分を合わせて…
袖先へ進みます。
サンプルのジージャンは1.5-2㎝程、袖が短くなっているのが分かります。
こう見ると腕回りも若干細くなっているのが分かります。
袖の縮みはシワの入り方で変わってくる印象があるので、筋肉の付き方、着用の仕方などで個体差(個人差)が出ると思っていただけたらいいかもしれません。
②身幅、着丈
縮みのお話の延長線上にあるお話かと思うのですが、
身幅が極端に変わることはありませんが着心地が若干変わるかもしれません。
例えば、背中にはプリーツが入っておりまして、背中側に生地を余らせるように縫いつけています。
折り目もしっかりついているので、馴染んでいないジャケットの背中はちょっとダボダボとして見えます。
プリーツをご存じない方に分かりやすいところでお伝えすると、上記の画像のように腰よりちょっと上の辺りに膨らみがあります。
この膨らみのおかげで中に分厚いものを着れたりするスペースが生まれているのですが、人によっては結構気になるご様子をお見掛けします。
しかし、着用していくと…
あら不思議、縫い付けが目立たなくなります。
このプリーツがすっきりすることにより新品特有の「着られている感」がなくなっていきます。
ここまでくると腕のシワのクセも付き始めているかもしれませんね。
▽その他…
・ジーンズとの色落ちを合わせてセットアップで着るにはどうしたらいいですか?
・サイズ選びはどうしたらいいですか?
上記のような質問もよくいただくのですが、この辺は意外と難しいんです。
これについては長くなりそうなので次回にしようかと思います。
決して疲れた訳ではありません。
▽まとめ
・袖は個体差はあるが2㎝前後の縮みが出る。
・身幅や着丈は大きく変わらない。
・生地の目のつまりによって着心地が変わることはある
もし、わからないことがあれば高円寺店までお気軽にご連絡くださいね。
ではまた次回。
LOT:MJ2103
COLOR:ID
SIZE:36/38/40/42/44
PRICE:\31,900(10% TAX IN)
着用サイズ:38
178㎝/63㎏
高円寺店 大杉